プログラムの狙い・目的

役職定年、65歳までの定年再雇用の時代を迎え、企業は労働力不足のなか、55歳以上のシニア社員に企業の戦力としてどのように活躍してもらうかは、重要な課題です。特に、役職定年制等により給与が減り、それに伴いモチベーションが低下している彼らの処遇に頭を悩ませている企業・人事の方も多いことでしょう。

シニア社員の中でも、役員に昇任するような方は、その道を進んでいただければよいでしょう。また、今までに経験してきたノウハウや技術は会社の財産ですので、それらを社内に継承していくことも、シニア社員に期待される役割です。とは言え、資質的・意欲的、あるいは社内環境的に、それらいずれにも当てはまらないシニア社員が存在することも、事実です。

そのような状況にあって必要なのは、各シニア社員が今までの自身のあり方に向き合うと共に、今後の人生を十分に考える機会を提供することです。

後進を指導することに適性のある方は、「仕事ができる人」から「教え上手な良き先輩」へと変容していただくことを目指します。匠の技を後輩に伝えるという役割意識を持ち、後輩社員がやる気になり、学ぼうとする姿勢を示すような存在になっていただきます。本人は会社に自身のノウハウを残すという使命感を持ち、定年後・退職後の人生にも役に立つ、指導者としてのノウハウを手に入れることができるため、モチベーションを高く持ちながら役割を全うする人材を育成していきます。

後進の指導ニーズがない場合、あるいは本人にその資質・適性がない場合は、今後、どのような関係性を持って会社と関わっていくのか、さらには会社以外の道（独立起業・業務委託契約など）を模索していくことになります。

それらを支援するのがリブートコーチングプログラムです。

従来より、そのようなシニア社員の身の振り方や心構えを得させるべく、"たそがれ研修"などという、ありがたくない名称の取り組みがなされてきており、本人の意思が尊重されず、不本意であるという思い、今まで貢献してきた会社に対する苦々しい思いを喚起するだけという、悲しい状況が生じています。

しかしリブートコーチングプログラムでは、本人の意思を最大限に尊重すると共に、自分自身と向き合い、本人にとっても会社にとっても最善の未来を、専門のコーチと共につくり上げていきます。（この取り組みには、「働き方改革」の一環である「副業容認」も視野に入ります。）

目指す結果は、在職中はもちろんのこと、会社を退職した後でも、会社にとって"永遠のサポーター"となってもらい、本人と会社とのアにWin-Winの関係を構築することです。

こんな企業様へ

• 55歳以上のシニア社員を社内で活躍できるようにしたいと考えている企業ご担当者の方
• 55歳以上のシニア社員が自ら仕事のやりがいを再認識し、モチベーションを向上させて自身の持つノウハウを指導者として社内に浸透させることをミッションとして業務に取り組んでもらいたいと考えている企業のご担当者の方
• 社内での活躍の場を見い出しにくい55歳以上のシニア社員の処遇に悩んでいる企業のご担当者の方

当プログラムの主な内容（詳細は貴社のニーズに沿って設計・提案いたします）

第１部：集合研修（６時間程度）

• １．当プログラムの概要と主旨説明
• ２．人生で本当に大切なこととは（理論＋ワーク）
• ３．50歳以降の社内における節目（理論＋ワーク）
• ４．自分自身の達成したいこと（ワーク編）
• ５．後進を育てる指導者になるために身につけるべき心構えとスキルについて
• ６．社外でも活躍できる存在になるために身につけるべき心構えとスキルについて

第２部：個別セッション（リブートコーチング；各２時間程度×４回）

• １．人生で本当に大切なことをみつける
• ２．どうしても達成したい目標をみつける
• ３．達成方法について考える
• ４．シニア社員としての心構えと手法について

第３部：個別フォローアップセッション（実践フォローを適宜実施）

• 設定した目標の達成へ向けて個別にフォローアップ

当プログラムが貴社にもたらすメリット

• 65歳までの雇用が義務化された今、55歳以上の社員を再戦力化できます。
• 役職定年になっても社員のモチベーションが維持され生産性が向上します。
• 会社を退職後も、会社との間に良い関係を保てます。

当プログラムの参加者が得られるメリット

• 55歳以降、60歳の定年以降、65歳の再雇用終了とそれぞれの節目を見据えて、ライフプランを立てることができる。
• ライフプランがあることにより、やるべきことが見え、今後の人生においてのやりがいが生まれる。
• 不必要なプライドが取り除かれ、本当に自分自身がやるべきことが見え、人生の目標が見える。
• ノウハウや技術を後進に伝える指導者としてのスキルが身につく。

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